Session-3:機能検査用自動化ツール「SmrAI」の開発~製造業のプログラミング人材増加に向けたSmalrubyの新たな活用方法~

日時

2021年12月16日(木)14:00 - 14:30

講演者

杉山 耕一朗

松江工業高等専門学校 情報工学科 准教授

1999年 北海道大学理学部卒。2007年 同大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。九州大学、国立天文台、北海道大学、JAXAの各機関の特任教員ないしポスドク研究員を経て、2016年より現職。地球惑星情報科学やIoTに関する研究に従事。

奥田 彩月

サイバートラスト株式会社

2021年3月に松江工業高等専門学校 情報工学科を卒業後、2021年4月にサイバートラスト株式会社に入社。学生時代は、IoT分野の研究室に所属し、Smalrubyをベースとした製造業の機能検査用ビジュアルプログラミングツール「SmrAI」の開発を行った。現在は、エンジニアとしてOSSエンタープライズ製品の導入支援を行う。

講演概要

機能検査用自動化ツール「SmrAI」の開発~製造業のプログラミング人材増加に向けたSmalrubyの新たな活用方法~

製造業の品質管理の現場では、品質保証の強化を目的に、自社で作成したプログラムによる機能検査の自動化を進めています。しかし、プログラムを自社で作成しなければならないゆえに社内のプログラム開発者の育成に課題を抱えている企業も多いのが現状です。この問題に対して、松江高専が地域のRubyコミュニティと共に開発した、「Smalruby」ベースの機能検査用ビジュアルプログラミングツール「SmrAI」は、社内のプログラミング未経験者からプログラミング人材を増やす可能性を示しました。

本発表では、SmrAIの仕様と島根県内の製造現場で行ったSmrAIの実証実験の成果、松江高専と地域Rubyコミュニティとの連携についてご紹介します。

動画

発表資料

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